マキャベリの名言(5)
善行は悪行と同じように、人の憎悪を招くものである。
長所は必ず、短所を伴う。
人間というものは、自分自身の持ち物と名誉さえ奪われなければ、意外と不満なく生きてきたのである。
愛され、恐れられよ。
両方は無理なら、恐れられるのが望ましい。
君主にとっての敵は、内と外の双方にある。
これらの敵から身を守るのは、準備怠りない防衛力と友好関係である。
人間というものは、危害を加えられると思い込んでいた相手から親切にされたり恩恵を施されたりすると、そうでない人からの場合よりずっと恩に感ずるものである。
戦争とは、君主の唯一の研究課題である。
君主は平和を息継ぎの時間、軍事上の計画を立案して、実行に移す能力を身につける暇を与える時間とみなさなければならない。
ライオンは策略の罠から身を守れないし、キツネはオオカミから身を守ることができない。
人間ならば、策略の罠を知り尽くすキツネのようであれ。
またオオカミを威嚇するライオンでもあれ。
われわれが常に心しておかねばならないことは、どうすればより実害が少なくて済むかということである。
名将と凡将との差は、作戦能力の優劣よりも、責任観念の強弱によることが多い。
自らの地位の存亡に関わらない悪評でも、可能な限りそれを避けうるほどに賢明である必要がある。
もっとも、それが不可能であれば、あまり気にすることなくそのままにしておいてよい。
民衆は、群れを成せば大胆な行為に出るが、個人となれば臆病である。
国家の指導者たる者は、必要に迫られてやむを得ず行ったことでも、自ら進んで選択した結果であるかのように思わせることが重要である。
人間というものは、わが身のことになればおのれを甘やかし、たやすく騙されてしまう。
持続的な成功を求める者はだれであれ、時代に合わせて行動を変えなければならない。
衆に優れた人物は、運に恵まれようと見放されようと、常に態度を変えないものである。
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