マキャベリの名言(4)
謙譲の美徳を持ってすれば、相手の尊大さに勝てると信ずるものは、誤りを犯すはめに陥る。
人は大局の判断を迫られた場合は誤りを犯しやすいが、個々のこととなると意外と正確な判断をくだすものである。
必要に迫られた際に大胆で果敢であることは、思慮に富むことと同じといってよい。
新秩序の導入は難しい。
これによって利益を失う者は必死で抵抗し、利益を得るものは消極的だからである。
地位獲得の当初は敵に見えた者のほうが、もともと味方であったものよりも役に立つことが多い。
人間が行動する動機には、敬愛と恐怖の二つがある。
しかし敬愛を重視しすぎると部下に軽蔑され、行き過ぎた恐怖で支配すると部下の心に憎悪を生む。
軍備は何よりも優先される。
突然に地位なり何なりを受け継ぐことになってしまったものにとって、心すべき最大のことは、何よりもまず最初に、しかも直ちに、土台を固めることである。
長期にわたって支配下に置かれ、その下で生きるのに慣れてしまった人民は、何かの偶然で転がり込んできた自由を手にしても、それを活用することができない。
裏切り者を裏切るのは二重の喜びだ。
人間は憎しみだけでなく、恐怖に駆られても相手に危害を加えようとする。
怒り狂った民衆に平静さを取り戻させる唯一の方法は、尊敬を受け、肉体的にも衆に優れた人物が、彼らの前に姿を現すことである。
相手をどんなことにしろ絶望に追い込むようなことは、思慮ある人のやることではない。
二人の優秀な指揮官より、一人の凡庸な指揮官のほうが、よほど有益である。
人生の砂時計から砂が落ちるほどに、そこを通してよりはっきりと見えるようになる。
ある君主の賢明さを評価するに際して一番の方法は、その人物がどのような人間を周りに置いているかを見ることである。
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