偉人たちの言葉からヒントを得て書かれたエッセイ『名言の心』です。
今日の名言・格言
もし幸せになるために誰かを頼っていたら、あなたは奴隷になり、隷属し、とらわれの身となる。
そして、あなたは多くの人々に頼っている。
彼らはみなあなたの影の主人となり、その見返りに、あなたを搾取しているのだ。
- バグワン・シュリ・ラジニーシ -
(インドの宗教家、神秘思想家 / 1931~1990) Wikipedia
名言の心
自分ひとりの力で自給自足をしている方もいるかもしれませんが、ほとんどの方は多くの人々に支えられながら暮らしています。
しかし、だれかに頼って生きていこう、だれかに守ってもらおうと他人に強く期待しているとしたら、その生き方は負の側面のほうが大きいのかもしれません。
職場でも年齢や地位などに関係なく、だれかの力を頼りにされる方がいます。
すべてをひとに頼るという方に出会うことはありませんが、大切な場面でだれかが助けてくれて当然という態度をとられる方もいます。その状況がその方個人の問題となっているようなときでさえも。
一方、他人からのサポートには心から感謝しながらも、自分のことは自分でやろうとされる方もいます。
ひとを頼りにするタイプと自分を頼りにするタイプの違いは普段の行動や態度にもあらわれます。
ひとを頼りにしてしまうタイプは、自分を大きく見せようとする方も多いようです。言い換えると自分がよく見えていないのかもしれません。
自分を頼りにするタイプは、自分に正直な行動をとります。言いたいことはいい、自分が間違いであると分かれば自然に謝れる。また、だれかの好意には心から感謝しています。そして自分の長所も短所もよく理解している。
ひとを頼りにしてしまうタイプは経営トップにも見られます。サラリーマン社長のなかではそれほどめずらしいことではないのかもしれません。親会社があり、その会社を頼りにしている場合、親会社に嫌われないことが行動の判断基準になってしまう。社長という立場になっても、定年まで面倒を見てもらおうと考えれば、自分で責任をとることが難しくなるのかもしれません。
どちらのタイプがいいのだろうと改めて考えたとき、今日の名言がだれかを頼る生き方の負の側面を的確にあらわしているとおもいます。
だれかを頼っている状況というのは、不安な心理状態にあり、相手がどんな人間なのか冷静に見えなくなります。そしてあなたを利用しようとする人があらわれやすい。でも、あなたは自分を守ってもらうため、気に入ってもらえるよう調子を合わせることになる。するとずるい人はどんどんあなたを利用していくでしょう。
守ってもらうはずが、搾取されているような状態です。きっとこのような関係は、職場だけではなく、友人関係、家族のなかでも起こりうるのではないでしょうか。
では、自分のことは自分で守る生き方はどうでしょう。
だれかを頼りにしないということは、自分のことは自分で責任を持つということです。それを受け入れる覚悟を決めることで、自分に正直になれます。自分に正直になると自分のことが見えるようになり、他人もよく見えるようになります。自分を利用しようとする人たちも判別できるのです。
ひとを頼りにする方は他人に多くを期待し、やがてその期待が不満に変わります。ひとを頼りにしたり期待することをやめれば、周囲の好意にも気がつき、感謝できるようになるはずです。
自分の足で歩いていこうと覚悟を決めれば、自然と心のやさしい前向きな方が周囲に増えていくもの。そしてなによりも、自分が心から幸せだと感じられる、後悔しない生き方ができるようになるのだとおもいます。
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