ショーペンハウアーの英語の名言には、次のような言葉があります。
- Fate shuffles the cards and we play.(運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する)
- We forfeit three-fourths of ourselves in order to be like other people.(我々は、他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の4分の3を喪失してしまう)
主著は『意志と表象としての世界』。ドイツの哲学者ショーペンハウアー(1788~1860)の英語の名言をご紹介します。
ショーペンハウアーの生涯
| 氏名 | アルトゥル・ショーペンハウアー |
|---|---|
| 英語名 | Arthur Schopenhauer |
| 生年月日 | 1788年2月22日 |
| 没年月日 | 1860年9月21日 |
| 享年 | 72(歳) |
| 国籍 | ドイツ |
| 出生地 | ポーランド・リトアニア共和国グダニスク(ダンツィヒ) |
| 職業 | 哲学者 |
| 名言 | 運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する |
1788年2月22日、アルトゥル・ショーペンハウアーはポーランド・リトアニア共和国のグダニスク(ダンツィヒ)に長男として生まれる。父は裕福な商人であり、母は名門の出身であった。
1793年、ショーペンハウアーが5歳のときにダンツィヒがプロイセンに併合され、一家はハンブルクへ移住。
ショーペンハウアーは9歳のときに国際語であったフランス語習得のためにフランスのルアーヴルの貿易商に2年間預けられた。
11歳のときに帰国したショーペンハウアーは、商人育成のための私塾に4年間通学。
ショーペンハウアーはギムナジウム(中等教育機関)への進学を希望したが、息子を商人にしようとする父に反対される。ショーペンハウアーは後に商人になるという約束のもと、2年間のヨーロッパ周遊の途に上る。
1805年、17歳のときに帰国したショーペンハウアーは商業教育を受けるために商会に入る。しかし同年、父が不慮の死を遂げる。
1806年、ショーペンハウアー商会が解散すると、ショーペンハウアーはイタリアに旅立つ。翌年、母から学問の道に進むことへの助言と励ましを与えられ、ショーペンハウアーはギムナジウムに進学。
ショーペンハウアーは21歳のときにゲッティンゲン大学に入学。医学部に籍をおきながら哲学を学び、翌年には哲学部へ移る。
23歳のときにベルリン大学に移り、ドイツの国民的哲学者であったフィヒテ(1762~1814)の下で本格的な哲学研究を始める。
ショーペンハウアーが25歳のとき、母のサロンで文豪ゲーテ(1749~1832)と出会う。ゲーテはショーペンハウアーの才能を高く評価し、「色彩論」の研究を彼に依頼している。
1818年、ショーペンハウアーは30歳のときに主著となる『意志と表象としての世界』を完成させている。
1860年9月21日、アルトゥル・ショーペンハウアーは肺炎により死去、72年の生涯を閉じた。
ショーペンハウアーの思想は後世の哲学者や文学者、とりわけニーチェ(ドイツの哲学者 / 1844~1900)、ワーグナー(ドイツの作曲家 / 1813~1883)、トーマス・マン(ドイツの小説家 / 1875~1955)らに大きな影響を与えた。日本でも森鷗外(1862~1922)や堀辰雄(1904~1953)など多くの作家に影響を及ぼしている。
Wikipedia(日本語) / Wikipedia(英語)
ショーペンハウアーの英語の名言・格言集
【関連ページ】
・ショーペンハウアーの名言・格言(日本語の名言)
・英語の名言・格言【ゲーテ】
・英語の名言・格言【ニーチェ】
ショーペンハウアーの英語の名言
Almost all of our sorrows spring out of our relations with other people.
悲しみのほぼすべては他人との関係から生まれる。
Men are by nature merely indifferent to one another; but women are by nature enemies.
男同士は本来、互いに無関心なものだが、女は生まれつき敵同士である。
With people of limited ability modesty is merely honesty. But with those who possess great talent it is hypocrisy.
謙譲というものは、平凡な能力を持つ人間の場合には単なる誠実であるが、偉大な才能のある人間の場合には偽善である。
The first forty years of life give us the text; the next thirty supply the commentary on it.
人は、その生涯の最初の四十年間において本文を著述し、続く三十年間において、これに対する注釈を加えていく。
We forfeit three-fourths of ourselves in order to be like other people.
我々は、他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の4分の3を喪失してしまう。
To live alone is the fate of all great souls.
孤独は優れた精神の持ち主の運命である。
Fate shuffles the cards and we play.
運命がカードを混ぜ、われわれが勝負する。
The doctor sees all the weakness of mankind; the lawyer all the wickedness, the theologian all the stupidity.
医者は人間を弱いもの、弁護士は人間を悪いもの、牧師は人間を愚かなものと見る。
Money is human happiness in the abstract; he, then, who is no longer capable of enjoying human happiness in the concrete devotes himself utterly to money.
金銭は、人間の抽象的な幸福です。だから、もはや具体的に幸福を享楽する能力のなくなった人は、その心を全部、金銭にかけるのです。
Every man takes the limits of his own field of vision for the limits of the world.
誰もが自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。
Talent hits a target no one else can hit; Genius hits a target no one else can see.
才人は、誰も射ることのできない的を射る。天才は、誰にも見えない的を射る。
Wealth is like sea-water; the more we drink, the thirstier we become; and the same is true of fame.
富は海水のようなものだ。飲めば飲むほどに渇きをおぼえる。名声についても同じである。
In our monogamous part of the world, to marry means to halve one’s rights and double one’s duties.
結婚とは、男の権利を半分にして、義務を二倍にすることである。
Music is the melody whose text is the world.
音楽とは、世界がその歌詞であるような旋律である。
The two enemies of human happiness are pain and boredom.
人間の幸福の敵は、苦痛と退屈である。
Reading is equivalent to thinking with someone else’s head instead of with one’s own.
読書とは、自分で考える代わりに他のだれかにものを考えてもらうことである。
おわりです。
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世界とは「わたしの表象」、人生とは。苦悩、そして解脱とは。
「人は幸福になるために生きている」という考えは人間生来の迷妄であると断じる幸福論。自分を他人と比較し、他人の評価をたえず気にすることが不幸の元凶であり、名誉、地位、財産、他人の評価に惑わされず、自分自身が本来そなえているものを育むことが幸せへの第一の鍵であると説く。
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