ツルゲーネフの名言・格言




ツルゲーネフの名言・格言

ツルゲーネフの名言には「「明日」という言葉は、優柔不断な人々と子供のために考案された」、「すべてが完全に準備される瞬間を待つというのであれば、何も始めることはできないだろう」などがあります。
代表作は『猟人日記』『初恋』『父と子』など。ドストエフスキー、トルストイと並ぶロシアを代表する文豪、イワン・ツルゲーネフ(1818~1883)の名言をご紹介します。

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ツルゲーネフの生涯

氏名 イワン・ツルゲーネフ
英語名 Ivan Turgenev
生年月日 1818年11月9日
没年月日 1883年9月3日
享年 64(歳)
国籍 ロシア
出生地 ロシア帝国のオリョール
職業 小説家
名言 我われは泥にまみれて座っている。されど星を求めて手を伸ばす。

1818年11月9日、イワン・ツルゲーネフはロシア帝国のオリョールに地主貴族の家庭の次男として生まれる。

イワン・ツルゲーネフは15歳のときにモスクワ大学教育学部に入学。翌年にペテルブルク大学哲学部に転じた。19歳から22歳まではベルリン大学で哲学や古典語を学ぶ。

1843年、24歳のツルゲーネフは叙事詩『パラーシャ』を発表。同年、ツルゲーネフは夫と子のあるオペラ歌手、ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルドに一目惚れし、1845年には彼女を追ってパリに移住。それ以後、西欧とロシアを往復する生活が終生続いた。

ツルゲーネフは1847年から1851年に雑誌に発表された『猟人日記』で、貧しい農奴の生活を描いた。皇太子時代のアレクサンドル2世は、この作を読んで大きな影響を受け、皇位継承後に農奴制廃止(1861年)を決断する切っ掛けのひとつとなった。

1862年には『父と子』発表。理想主義的な父の世代と、唯物論的な子の世代の相克を描いた本作は、19世紀のロシア小説の最高傑作のひとつに挙げられる。
また、自伝的な作品として『初恋』(1860年)なども残している。

1883年9月3日、イワン・ツルゲーネフはパリ郊外のブージヴァルで死去、64年の生涯を閉じた。母国のペテルブルクでは国葬が営まれた。

Wikipedia(日本語) / Wikipedia(英語)


ツルゲーネフの名言・格言集


ツルゲーネフの名言(1)


ある一人の人間のそばにいると、他の人間の存在などまったく問題でなくなることがある。
それが恋というものである。

- ツルゲーネフ -


子供は空を飛ぶ鳥である。
気が向けば飛んでくるし、気に入らなければ飛んでいってしまう。

- ツルゲーネフ -


思い出はたくさんあるけど、思い出したいことはひとつもない。

- ツルゲーネフ -


愛は死よりも強く、死の恐怖よりも強い。
愛によって人生は支えられ、ただ愛によってのみ進歩を続けるのだ。

- ツルゲーネフ -


私のために夕食の支度をして待っていてくれる女性がどこかにいたら、私は才能のすべてを投げ捨てても悔いはない。

- ツルゲーネフ -


乗りかけた船には、ためらわずに乗ってしまえ。

- ツルゲーネフ -


女の愛を恐れよ。
この幸福を、この毒を恐れよ・・・

- ツルゲーネフ -


安らかならんと願うなら、交際するとも独りで生きよ。
何事もくわだてず、一物たりとも惜しむな。

- ツルゲーネフ -


幸せでありたいというのか。
まず苦悩することを覚えよ。

- ツルゲーネフ -


我われは泥にまみれて座っている。
されど星を求めて手を伸ばす。

- ツルゲーネフ -


人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。
でないと人間はすぐに思いあがる。

- ツルゲーネフ -


「明日は、明日こそは」と、人は人生を慰める。
この「明日」が、彼を墓場に送り込むその日まで。

- ツルゲーネフ -


私はだれの意見にも賛成したいと思わない。
私は自分の意見を持っている。

- ツルゲーネフ -


自分の全生命を女の愛というカードに賭けた男が、このカードが殺された時、がっくりとなって何事も手につかないほど放心してしまうようなら、そんな人間は - 男ではなく、ただのオスである。

- ツルゲーネフ -


生活は冗談でもなければ、慰みでもない… それは義務という鎖をまとった苦しい労働なのだ。

- ツルゲーネフ -


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ツルゲーネフの本・関連書籍



『父と子』(ツルゲーネフ)
農奴解放前後の、古い貴族的文化と新しい民主的文化の思想的相剋を描き、そこに新時代への曙光を見いださんとしたロシア文学の古典。著者は、若き主人公バザーロフに“ニヒリスト”なる新語を与えて嵐のような反響をまきおこしたが、いっさいの古い道徳、宗教を否定し、破壊を建設の第一歩とするこのバザーロフの中に、当時の急進的インテリゲンチャの姿が芸術的に定着されている。



『はつ恋』(ツルゲーネフ)
16歳のウラジミールは、別荘で零落した公爵家の年上の令嬢ジナイーダと出会い、初めての恋に気も狂わんばかりの日々を過ごす。だが、ある夜、彼女のもとへ忍んで行く男を目撃、正体を知って驚愕する……。
青春の途上で遭遇した少年の不思議な“はつ恋”の物語は、作者自身の一生を支配した血統上の呪いに裏づけられて、不気味な美しさを醸し出している。恋愛小説の古典に数えられる珠玉の名作。



『猟人日記抄』(ツルゲーネフ)
本作『猟人日記』にインスピレーションを得てトルストイは『森林伐採』『三つの死』など、チェーホフは『葦笛』『猟兵』、国木田独歩は『武蔵野』、島崎藤村は『千曲川のスケッチ』を書き上げた。ありのままの自然と人間の姿を素直に知ろうとする自然主義文学がここから始まる―。ヘミングウェイが絶讃する作品群。



ツルゲーネフの名言・言葉の一覧

No. ツルゲーネフの名言一覧
1 ある一人の人間のそばにいると、他の人間の存在などまったく問題でなくなることがある。それが恋というものである。
2 子供は空を飛ぶ鳥である。気が向けば飛んでくるし、気に入らなければ飛んでいってしまう。
3 思い出はたくさんあるけど、思い出したいことはひとつもない。
4 愛は死よりも強く、死の恐怖よりも強い。愛によって人生は支えられ、ただ愛によってのみ進歩を続けるのだ。
5 私のために夕食の支度をして待っていてくれる女性がどこかにいたら、私は才能のすべてを投げ捨てても悔いはない。
6 乗りかけた船には、ためらわずに乗ってしまえ。
7 女の愛を恐れよ。この幸福を、この毒を恐れよ・・・
8 安らかならんと願うなら、交際するとも独りで生きよ。何事もくわだてず、一物たりとも惜しむな。
9 幸せでありたいというのか。まず苦悩することを覚えよ。
10 我われは泥にまみれて座っている。されど星を求めて手を伸ばす。
11 人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる。
12 「明日は、明日こそは」と、人は人生を慰める。この「明日」が、彼を墓場に送り込むその日まで。
13 私はだれの意見にも賛成したいと思わない。私は自分の意見を持っている。
14 自分の全生命を女の愛というカードに賭けた男が、このカードが殺された時、がっくりとなって何事も手につかないほど放心してしまうようなら、そんな人間は - 男ではなく、ただのオスである。
15 生活は冗談でもなければ、慰みでもない… それは義務という鎖をまとった苦しい労働なのだ。
16 目下の者たちに少しも気兼ねしない者にかぎって、目上の者にはひどく気兼ねするのだ。
17 僕が天を仰ぐのは、くしゃみをしたいときだけさ。
18 金は天下のまわりものだ。いつもこちらをよけてまわるのが気にくわないが。
19 「明日」という言葉は、優柔不断な人々と子供のために考案された。
20 疲れた人は、しばし路傍の草に腰を下ろして、道行く人を眺めるがよい。人は決してそう遠くへは行くまい。
21 情熱家より、冷淡な男のほうが簡単に女に夢中になるものだ。
22 人は何を祈るにしても、奇跡を祈るのである。祈りはことごとく次のように要約される。「偉大なる神よ、2の2倍が4にならないことをお聞き届けください」
23 相手を愛する者だけが叱りつけて矯正する権利がある。
24 時の過ぎるのが早いか遅いか、それに気づくこともないような時期に、人はとりわけて幸福なのである。
25 冷たいって君は言うがそこに味があるんだよ。君だってアイスクリームが好きだろう?
26 幸福には、明日という日はありません。昨日という日もありません。幸福は、過去のことを記憶してもいなければ、将来のことも考えません。幸福には、現在があるだけです。今日という日ではなく、ただいまのこの瞬間があるだけです。
27 すべてが完全に準備される瞬間を待つというのであれば、何も始めることはできないだろう。
28 詩はいたるところに溢れている。美と生命のあるところに詩がある。

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