偉人たちの言葉からヒントを得て書かれたエッセイ『名言の心』です。
今日の名言・格言
この人にはこれだけしか能力がないなどと決めつけては、能力は引き出せません。
- 井深大 -
(日本の電子技術者、実業家、SONY創業者の一人 / 1908~1997) Wikipedia
名言の心
職場では、上司の指示や命令に従いながら、物事を合理的かつ着実に進めることを得意とする人もいれば、細かな指示や命令を受けながら働くことにストレスを感じやすい人もいるでしょう。
後者のタイプは、誰かの指示どおりに動くことよりも、「何をするのか」「どうするのか」という部分から自分で考えたいという思いが強いのかもしれません。決められたことを正確にこなすことよりも、自分で考え、何かを創り出すことに喜びを感じるタイプともいえるでしょう。
仮に、前者を「実務的なタイプ」、後者を「創造的なタイプ」としてみます。
この二つはあくまで特性の違いであって、どちらが優れていて、どちらが劣っているということではありません。組織にはどちらのタイプも必要ですし、職種や担当する仕事によって、求められる特性のバランスも変わってきます。
もし普段の仕事がなかなかうまくいかなかったり、必要以上にストレスを感じていたりするのであれば、自分の特性と担当している仕事との間に、大きなギャップがあるのかもしれません。
そのようなときには、まず「自分はどのような仕事を得意とするのか」「どのような環境で力を発揮しやすいのか」を考えてみることが大切でしょう。
もちろん、人の能力や適性は「実務的」「創造的」という二つだけで分類できるものではありません。人と関係を築く力、物事を分析する力、計画を立てる力、人を動かす力など、仕事に必要な能力にはさまざまなものがあります。
もし自分の適性に合わない仕事を続け、強いストレスを感じているのであれば、担当業務を変えられないか、上司などに相談することも一つの方法です。
その際には、単に「この仕事は自分に向いていない」と伝えるのではなく、
「今の業務には特に○○の能力が求められている。一方、自分は○○のような仕事で、より自分の強みを発揮できるのではないか」
というように、自分の性格や能力と仕事との関係を整理してみる。
そして、自分の適性をより活かせる仕事に携わることで、お客様により満足していただけたり、会社やチームにも一層貢献できたりする可能性があることを、客観的かつポジティブに伝えてみるのもよいでしょう。
仮に希望どおりに担当業務を変えることができず、自分の適性とは少し違う仕事を続けることになったとしても、「自分はなぜ、この仕事にストレスを感じるのか」が分かれば、それを緩和する方法も見つけやすくなるはずです。
今日の名言、
「この人にはこれだけしか能力がないなどと決めつけては、能力は引き出せません」
これは他人の能力について述べた言葉ですが、自分自身についても同じことがいえるのではないでしょうか。
自分がどのようなタイプで、どのようなことに適性があるのか。
それを知らずして、自分自身の能力を十分に引き出すことも、なかなか難しいと思うのです。
![]()
テーマ別の名言集と偉人の一覧
「人生」「癒し」などのテーマ別の名言集やおすすめ偉人の名言一覧が表示されます。