偉人たちの言葉からヒントを得て書かれたエッセイ『名言の心』です。
今日の名言・格言
疲れた人は、しばし路傍の草に腰を下ろして、道行く人を眺めるがよい。
人は決してそう遠くへは行くまい。
- ツルゲーネフ -
(ロシアの小説家 / 1818~1883) Wikipedia
名言の心
仕事の楽しさのひとつに、多くの方々と接する機会があるということもあるのではないでしょうか。性別や年齢などに関係なく「すごく魅力的なひとだなあ」と感じさせる方に出会うこともあります。
わたしも若手社員のころは、社内外をとわず、優秀な方にあこがれ、早く同じレベルで仕事がしたいと考えていました。
しかし、わたしがあらゆる面において未熟であることを痛感したため、その対策として人の2倍働く「量戦術」を考え出し、実践していました。
さすがにそれだけ働いていると、失敗も2倍ですが、経験や知識も増えてくるものです。すると仕事がもっと面白くなり、さらに量戦術が強化されていくような状況でした。
「量戦術、おそるべし!」と信じきっていたある日、突然変化が現れました。
量戦術を約1年続け、ついにある新規案件をスタートさせたとあと、ほっとすると同時に気力もすーっと消えてしまいました。あんなにがんばっていた仕事にもやる気がでない。
最初はどうして意欲が失せてしまったのか分からなかったのですが、次第にこれが「燃え尽き症候群」なのだと認識するようになりました。
目の前の仕事に夢中になることで、徐々に蓄積されていくストレスに気がつかず、ついに心がオーバーヒートしてしまったのです。すると自己防衛本能が働き、「もうこれ以上エンジンをかけないで」と気力をどこかに隠してしまった。
こうなるのも無理もないとおもい、とにかく心に負担をかけないことが大切だと考え、日々の仕事もできる限り早く切り上げ、リラックスできることに時間を費やすようになりました。
ただ、一度オーバーヒートの状態まで達してしまうと、気力を取り戻すにもそれなりの時間が必要となり、1年程度は無理をしないように心がけました。
実を言うと、その後もう一度オーバーヒートを経験しています。原因はやはりストレスをうまく解消できないまま、仕事でエンジンをかけ続けたことです。
これらの経験で学んだことは「心がストレスに慣れることはない」ということです。
では、どうすればオーバーヒートを避けるために、自身のアクセルとブレーキをうまく操作できるのでしょうか。
それまでのわたしは目の前の目標だけを見て、アクセルをおもいっきり踏み続けていました。しかし過去の経験を踏まえ、短期的な目標だけではなく、長期的な目的・目標を持つことで、一気に山頂を目指すような負担の大きいペースを意識的に避けるようにしたのです。
長期的な目的を達成するためには、量戦術を卒業し、今日の名言のように先を急がずコツコツやっていくしかないと考えました(新コツコツ主義)。
ストレスを嫌っても、生きていくうえで完全にストレスから逃れることはできません。ですから「ストレスを避けること以上に、ストレスを解消することが大切」ということも忘れないようにしましょう。
![]()
テーマ別の名言集と偉人の一覧
「人生」「癒し」などのテーマ別の名言集やおすすめ偉人の名言一覧が表示されます。