松下幸之助の名言(4)
人間は本来働きたいもの。
働くことをじゃましないことが、一番うまい人の使い方である。
人生には損得を超越した一面、自分がこれと決めたものには命を賭けてでも、それに邁進するという一面があってもよいのではないだろうか。
知識なり才能なりは必ずしも最高でなくてもいい、しかし熱意だけは最高でなくてはならない。
売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永久の客を作る。
無理に売るな。
客の好むものも売るな。
客のためになるものを売れ。
時には常識や知識から開放され、思いつきというものを大切にしてみてはどうだろうか。
「天は二物を与えず」と言うが、逆に「なるほど、天は二物を与えないが、しかし一物は与えてくれる」ということが言えると思う。
その与えられた一つのものを、大事にして育て上げることである。
せっかくの99パーセントの貴重な成果も、残りの1パーセントの止(どど)めがしっかりと刺されていなかったら、それは初めからなきに等しい。
どんなにいいことを説いても、そのなすところがそれに反していたのでは、十分な説得力は持ち得ない。
悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
おしなべて、事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
あせらずあわてず、静かに時の来るを待つ。
時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。
だが何もせずに待つ事は僥倖を待つに等しい。
静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力を蓄えている。
たくわえられた力がなければ、時が来ても事は成就しないであろう。
『名言の心』(エッセイ)
自分の努力が報われないと感じたとき
どんな賢人でも、その人ひとりの知恵には限りがあって、だから自分の知恵、才覚だけで事を運べば、考えがかたくなになる。
視野が狭くなる。
よく人の意見を聞く、これは経営者の第一条件です。
私は学問のある他人が全部、私より良く見え、どんな話でも素直に耳を傾け、自分自身に吸収しようと努めました。
一方はこれで十分だと考えるが、もう一方はまだ足りないかもしれないと考える。
そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む。
何としても二階に上がりたい、どうしても二階に上がろう。
この熱意がハシゴを思いつかせ、階段を作りあげる。
上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からは、ハシゴは生まれない。
逆境もよし、順境もよし。
要はその与えられた境遇を素直に生き抜くことである。
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