夏目漱石の名言(4)
人間は角があると世の中を転がって行くのが骨が折れて損だよ。
人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ。
他の親切は、その当時にこそ余計なお世話に見えるが、後になると、もういっぺんうるさく干渉してもらいたい時期が来るものである。
金を作るにも三角術を使わなくちゃいけないというのさ。
義理をかく、人情をかく、恥をかく、これで三角になるそうだ。
世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。
一遍起った事は何時までも続くのさ。
ただ色々な形に変るから、他にも自分にも解らなくなるだけの事さ。
表面を作る者を世人は偽善者という。
偽善者でも何でもよい。
表面を作るという事は内部を改良する一種の方法である。
時代の風潮、自分を取り巻く環境、さまざまな価値観、それらを正しく見きわめ、自分の判断で行動できるのは、どこにも属さない「迷子」だけだ。
自分のしている事が、自分の目的(エンド)になっていない程苦しい事はない。
ああ、苦しい、今、死にたくない。
おわりです。
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