羽生善治の名言(5)
漠然とした不安は、立ち止まらないことで払拭される。
両方だめだという結論のなかで二者択一にこだわるよりも、まったく読んでない手のほうが可能性が広がるのだ。
ミスはミスを呼び、悪手は悪手を呼ぶ。
プロがミスをしないのは、ミスしにくい局面を選択しているからなんです。
本当に見たこともない新手は、ひらめきみたいなものからしか生まれない。
でも、それは、先入観をすべて捨てて考えないとなかなかできない。
一番いいと思えるものを簡単に、単純に考えることができれば、逆境からの突破口を見出せる。
興味が続くかぎり、集中力は続くものです。
見た目には、かなり危険でも、読み切っていれば怖くはない。
剣豪の勝負でも、お互いの斬り合いで、相手の刀の切っ先が鼻先1センチのところをかすめていても、読みきっていれば大丈夫なんです。
勝敗を決定するのは、「ただの一手」であったりする。
絶妙の一手。
あるいは絶妙に見えて最悪の一手。
新しい戦型は、実戦で試して一度負けないとマスターできない。
大一番の対局では、誰しも手堅く、安全、確実な道を選びたくなるものだ。
自分もそうすることがよくある。
しかし、確実にという気持ちに逃げると、勝負に勝ち続けるのは難しくなってしまう。
役に立たないとか意味がないと思っていることのほうがむしろ重要なんじゃないか。
理想としては、勝負を超越した心境の中で将棋を指すことなんです。
無駄な駒は一枚もない。
必ず最後には踏み込んで勝負に出なきゃいけない時がある。
おわりです。
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