ニーチェの名言(3)
孤独な人間がよく笑う理由を、たぶん私はもっともよく知っている。
孤独な人はあまりに深く苦しんだために笑いを発明しなくてはならなかったのだ。
友たるものは、推察と沈黙に熟達した者でなければならない。
よい評判を得るために自己を犠牲にしなかった人が何人いるだろう?
真実の追求は、誰かが以前に信じていた全ての”真実”の疑いから始まる。
真の男のなかにはひとりの子供が隠れている。
この子供が遊びたがるのだ。
目的を忘れることは、愚かな人間にもっともありがちなことだ。
みずから敵の間へ躍り込んでいくのは、臆病の証拠であるかもしれない。
愛せなければ通過せよ。
大きな苦痛こそ精神の最後の解放者である。
この苦痛のみが、われわれを最後の深みに至らせる。
たくさんのことを生半可に知っているよりは、何も知らないほうがよい。
この世に存在する上で、最大の充実感と喜びを得る秘訣は、危険に生きることである。
恋愛感情の中には、いつも若干の狂気が潜んでいる。
とは言っても、狂気の中にもまた、いつも若干の理性が潜んでいるものである。
自己侮蔑という男子の病気には、賢い女に愛されるのがもっとも確実な療法である。
いつも大きすぎる課題を負わされてきたために、才能が実際よりも乏しく見える人が少なくない。
本当の世界は想像よりもはるかに小さい。
われわれが広々とした自然にこれほどいたがるのは、自然がわれわれに関してなんら意見をもっていないからである。
結婚するときはこう自問せよ。
「年をとってもこの相手と会話ができるだろうか」
そのほかは年月がたてばいずれ変化することだ。
人は常に前へだけは進めない。
引き潮あり、差し潮がある。
繊細な魂は、誰かが自分に感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
粗野な魂は、自分が誰かに感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
ある巨匠の作品を演奏するピアニストが、その巨匠を忘れさせて、まるで自分の生涯の物語を語っているとか、まさに何か体験しているふうに見えたとき、最もうまく弾いたことになろう。
次ページへ続きます。
|
|
|