牧野富太郎の名言(3)
私は幸い七十八歳の今日でも健康には頗(すこぶ)る恵まれていますから、これからの余生をただひたすらわが植物学の研究に委ねて、少しでもわが植物学界のために貢献出来れば、と念じているばかりです。
人間に思い遣りの心があれば天下は泰平で、喧嘩も無ければ戦争も起るまい。
故に私は是非とも草木に愛を持つ事をわが国民に奨めたい。
草木は私に取っては唯一の宗教なんです。
私は標品整理完了の暁には、その一部を日本植物学界のために遺し、また他の一部は欧米の植物学界のために寄贈し、以て世界を利せんことを念願としている。
これから先も私の死ぬるまでも疑いなく私はこの一本道を脇目もふらず歩き通すでしょう。
雑草という草はない。
おわりです。
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