徳川家康の名言(3)
不自由を、常と思えば、不足なし。
心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし。
人間は、健康でありすぎたり、得意すぎたりする時にも警戒を要するのだが、疲れたおりの消極性もまた厳に戒めなければならない。
多くを与えねば働かぬ家臣は役に立たぬ。
また、人間は豊かになりすぎると、結束が弱まり、我説を押し通す者が増えてくる。
大将というものはな、家臣から敬われているようで、たえず落ち度を探されており、恐れられているようで侮られ、親しまれているようで疎んじられ、好かれているようで憎まれているものよ。
真らしき嘘はつくとも、嘘らしき真を語るべからず。
怒ったときには、百雷の落ちるように怒れ。
およそ人の上に立って下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし。
われ独り出頭して、一人して事を埒あけたがるように致す、これ大なる病なり。
最初に軽い者を遣わして埒があかないからといって、また重い者を遣わせば、初めに行った者は面目を失い、討ち死にをするほかはない。
あぶない所へ来ると、馬から降りて歩く。
これが秘伝である。
おわりです。
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