キルケゴールの名言(2)
心の純粋さとは、ひとつのものを望むことである。
孤独とは生命の要求である。
哲学は踏み出す一歩一歩ごとに皮を一枚ずつ脱ぎ捨てるのだが、愚かな弟子どもは、その皮の中へもぐり込んでゆく。
あらゆる人生は反復である。
追憶は後方へ向かって反復されるが、本当の反復は前方に向かって反復される。
皮肉には主観性の資質がある。
精神の闘いでは、独身者のほうが世帯者よりもずっと危険をおかし得る。
すべてか、しからずば無。
絶望とは死にいたる病である。
自己の内なるこの病は、永遠に死ぬことであり、死ぬべくして死ねないことである。
それは死を死ぬことである。
汝が汝自身のごとく隣人を愛するとき、汝はまたその隣人を愛するごとく、汝自身をも愛さねばならない。
人間とは精神である。
精神とは何であるか。
精神とは自己である。
自己とは自分自身に関わる一つの関係である。
行動と情熱がなくなると、その世界は妬みに支配される。
祈りは神を変えず、祈る者を変える。
次ページへ続きます。
|
|