偉人たちの言葉からヒントを得て書かれたエッセイ『名言の心』です。
今日の名言・格言
問題を深く見ていると、それはどんどん小さくなっていきます。
観察することにあなたのエネルギーを向ければ向けるほど、問題は小さくなります。
そして突然消えてしまいます。
そしてあなたは、大笑いするでしょう。
- バグワン・シュリ・ラジニーシ -
(インドの宗教家、神秘思想家 / 1931~1990) Wikipedia
名言の心
わたしたちの悩みや不安の多くは自分自身が作り出しているのかもしれません。
仕事においては、ヘマをしたらみんなに笑われるかも。うまくいかなかったら評価がさがるかも。失敗したら上司に叱られるかも、などなど。
そのようなときには視点が自分に向いています。自分が他人からどのように見られてしまうのか。その意識が強くなることで不安も大きくなり、必要以上に緊張してしまう。課題そのものよりも自分のことで悩んでしまう。
そんなときに悩みや不安を和らげる効果的な方法があります。自分と他人との関係において、相手から自分はどのようにおもわれるのかではなく、「あの人はどんな行動をするのか」と意識し、観察するのです。受け身から能動的に。視点を内から外へ切り替えます。
そのとき最も大切なことは、意地悪な心で相手を見るのではなく、大好きな動物と接するときのように「親愛の情をもって相手を観察する」ことです。
例えば、ちょっと苦手に感じる方と会話をするときも、じっくりと相手の動作を観察します。すると話し方だけではなく、顔の表情や手の動き、視線の動かし方、よく使う言葉など、その方の特徴が見えてきます。
どのような人でもその方特有のユニークなところがあるものです。自然に相手を観察しながら、その方の特色を見つけることをひそかな楽しみにするのです。それだけで人間関係の悩みが小さくなっていきます。
親愛の情をもって人々を観察していくと、今まで不快におもっていただれかの貧乏ゆすりの癖も「おっ、今日も激しくやってるな」と面白く感じたりするもの。口の悪いだれかの言葉も「そのフレーズははじめて聞くな。攻撃力向上中」とこっそり楽しめるのです。
また、仕事でもミスをしたら上司に叱られる、できないやつとおもわれるとは考えず、もし自分が失敗したらあの人はどういう反応をするんだろうと考える。
前回はあんな態度を見せたけど、今の精神状態ならきっとこんな態度をとるとおもうな。新しくチームに加わったあの人。冷静にみえるけど、どんな反応をするのかなあ、などと考える。
すると、わざと失敗することはないにしても、失敗を必要以上に恐れなくなるのです。もしミスをしてもみんなの反応を観察するチャンスだとおもうと緊張も弱まっていきます。
今日の名言のように観察することにあなたのエネルギーを向ける。苦手な人も怖い上司もちょっと珍しい生き物だとおもえば、愛情をもって観察し、接することができるでしょう。
朝起きて、会社に行くのが気が重いと感じたら、会社とはおもわずに「今日も動物園のゆかいな動物たちに会いに行くぞ」と考えれば心が軽くなるはずです。わたしのひそかな楽しみ方ですが、人間関係で悩んだり、仕事で必要以上に緊張してしまう方など、一度試してみてはいかがでしょうか。
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