その瞬間、ラインから躍動感あふれるトラウトの鼓動が伝わる。うつくしい自然のなかで、たのしく、のんびり、リフレッシュ!
from 癒しのガイド(見習い)
フライフィッシングを知ろう
フライフィッシングとは
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フライフィッシングを楽しむ (フランス)
Face A
毛鉤を巻いてあの川を目指す。川ではカゲロウが舞い、トラウトがライズする。今日は日が暮れるまで楽しむのだ。
フライフィッシングの特徴は、
本物のエサ(水中の生きものなど)を使用せず、ニセモノのエサ(フライ)を使います。
魚にとっておいしそうなフライを製作(タイイング)することもフライフィッシングの楽しみのひとつです。
また、とっても軽いフライを魚がいそうな場所に投げるときは、オモリを使わず、重量のある釣り糸(フライライン)の力を利用してフライを遠くに運びます。ラインを前後に移動させたりするあれ(キャスティング)です。
多くのフライ好き(フライフィッシャー)の方は、美しいサケ科の魚(トラウト。ヤマメ、イワナ、ニジマスなど)を求めて、各地の川や湖を訪れます。フライフィッシングの大きな楽しみとして、春、夏、秋とうつしい自然も満喫できることです。
フライフィッシングのおすすめ動画 (YouTube無料視聴)
※パソコンでご覧になっている方はスクリーン上部のタイトル部分をクリックするとYouTubeサイトの大画面、高音質、高画質がお楽しみいただけます。
巨大ブラウン (ニュージーランド)
究極の巨大鱒釣り!第2弾 Fights with big trout! Vol2 Extreme Fly Fishing 2012
ニュージーランド。4番ロッドで巨大ブラウンと対決!ハラハラドキドキの動画。
オザークから (アメリカ・アーカンソー)
Fly Fishing the Ozarks, Winter 2012
アメリカの中央に位置するオザーク(アーカンソーやミズーリなどにまたがる広大な高地)を流れるホワイト・リバーは、世界有数の鱒釣りスポット。動画に登場するキッズのキャスティングの腕前がすごい!
つりキャンプ (アメリカ・カリフォルニア)
Trout Fly Fishing – Sierra Nevada, California – Red Truck Fly Rods – Time to Fish California
つりキャンプにいきたくなっちゃう映像!うつくしい自然とトラウト。ゆかいなつり仲間!
親子つり旅行 (スロベニア)
Flyfishing SLOVEnia 2012
スロベニアへの夏旅行。父と息子でしょうか。なんとなく心あたたまる映像です。
いってみたいなNZ! (ニュージーランド)
Fly Fishing DVD : Making of The Source – New Zealand
ニュージーランドでのフライフィッシングの様子がわかります。
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魚の種類
ヤマメ / アマゴ
うつくしいヤマメ (日本)
EOS7D Test movie Japanese Fly Fishing
日本の誇るうつくしい魚。
ヤマメは、その名(山女)のとおり、とてもうつくしい魚です!からだの側面に木の葉のような青色の模様(パーマーク)があります。成長するとパーマークもうすくなり、30cm以上になると銀色にかがやく魚体(スモトル化)になることが多いようです。
ヤマメは、イワナよりも少し下流に生息していますが、放流がさかんな場所では、イワナやニジマスと同じ流れで生活しています。おもに東日本に生息しているのがヤマメで、西日本(神奈川県西部より西側)では、脇腹に赤い斑点をもつアマゴが生息します。
ヤマメやアマゴは、イワナやニジマスに比べて警戒心がつよく、釣りの難易度も少し高めです。ヤマメは俊敏で、早い流れのなかでもエサを捕食できますが、エサがたくさん流れてきて、捕食しやすい場所がヤマメのお気に入りポイントです。
イワナ
色白のイワナ (日本)
白い渓流で白いイワナ フライフィッシング Whitey Char at Small and White Stream
白いイワナを求めて川を登る
イワナは、ニッコウイワナ、ヤマトイワナ、オショロコマなど地域により種類も異なります。それぞれ見た目にも違いがありますが、からだの背部や側面に多数の白い斑点があるのがイワナの特徴です。
イワナは、冷水を好むので渓流でも上流域、山奥の源流域などに生息しています。
性格はおっとり型でヤマメに比べると動きものんびりしています。その名(岩魚)のとおり、岩陰など、流れの緩やかな場所を好みます。何度も同じフライにアタックするなど好奇心もつよく、ヤマメよりも釣りやすいのかもしれません。
ニジマス
天然のニジマス (日本)
Native Trout of 2 Headwaters-源流域のネイティブ・トラウト:フライフィッシング
源流域で天然のニジマスに出会えるなんて
ニジマスは、日本の在来種ではなく、明治10年にカリフォルニアから移入されました。
からだには黒点があり、エラから尾びれにかけて赤紫色の模様もあります。オスは繁殖期になると、その名(虹鱒/レインボー・トラウト)のとおり、虹色の光沢が発色します。
ニジマスは、比較的水温の高い場所にも適応できるので、川の上流域から中流域、湖など、広い範囲に生息しています。
食欲旺盛タイプで、ヤマメやイワナに比べると釣りやすい魚です。ヒットしたときには、引きも強く、豪快にジャンプするなど、釣り人を楽しませてくれます。
釣り方
ドライフライ・フィッシング
フライを水面に浮かせて釣る方法です。魚がフライに食いつく瞬間も見ることができるので、なんともいえない興奮もあり、たのしい釣りスタイルです。多くのフライフィッシャーは、ドライフライ・フィッシングを基本とし、ドライではなかなか釣れないような場面で、フライを水中に沈める方法に切り替えています。
虫などが水面を流れていくように、フライを自然に流す(ナチュラル・ドリフト)のが基本です。
ウェットフライ・フィッシング
フライを水中で流して(泳がせて)釣る方法です。水生生物(虫や小魚)を意識しながら、ナチュラルに流したり、アクションを与えて演出をします。
魚がフライに食いつく瞬間がみえなくても、フライを捕食したときにおとずれる、ガツンといったアタリがウェットフライ・フィッシングの醍醐味です。
ニンフフライ・フィッシング
フライを水中に沈めて釣る釣り方です。魚が水面を意識せずに、水中のエサを食べているときに効果があります。
目印やウキの役割のあるインディケーター、マーカーをつけて釣る「ルースニング」やシンカー(オモリ)をつけて釣る「アウトリガー」といった方法があります。
ドライフライ・フィッシングと同じようにナチュラル・ドリフトが基本になります。
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