妬みを卒業して自分の幸せをみつける

偉人たちの言葉からヒントを得て書かれたエッセイ『名言の心』をお楽しみください。

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from　癒しのガイド（見習い）　

今日の名言・格言

妬みによって幸福になる人間はどこにもいない。

-　バルタサル・グラシアン　-

（スペインの哲学者、神学者 / 1601～1658）　Wikipedia

名言の心

社員が前向きで活力があるチームのリーダーにはある特徴が見受けられます。それはフェアであるということ。

チームのメンバーに対して、だれかを特別扱いするようなことはありません。みんなにチャンスをあたえ、挑戦のための扉を開けておく。

もしメンバーが不公平感をもってしまえば、同じチームのだれかを妬んだり、上司への信頼も失われます。そして、個々の意欲やチーム力が大きくそがれてしまうでしょう。

また、妬みを生まないリーダーシップも大切ですが、個人にとっても妬みには何もよいことがありません。

自分とだれかを比較することで、自分に無いものを持っている相手をうらやましくおもったり、くやしさを感じてしまうことがあります。

例えば、「自分と同じ程度の実績しかなのに、あのひとの方が給料をたくさんもらっている」「運がよかっただけなのに、あのひとは自分よりも出世している」「自分は残業をしてこんなに苦労しているのに、あのひとの仕事は気楽そうだ」などなど。

そのような不満が強まってくると相手を憎むようになってしまうかもしれません。そして自分を成長させることで喜びを得るよりも、相手の幸せを少しでも奪うことで自分の喜びを得ようとする。

そんなことを考えたり、意地悪な行動をとっても自分にとって何もよいことはありません。とても平和な心にはなれないはず。そんな無意味なことから卒業するためには、だれかと比較してしまう習慣をやめることが大切です。

だれかの境遇の方がもっとよいはずだという意識がなくなれば、自分をとりまく環境の中にも価値あるものが多いことに気がつきます。自分のもっているものを心から楽しむことができるようになる。そして、あんなに大きかった不満も消えていく。

今日の名言のように、妬んでしまう自分の心をチェックし、無意味な妬みをやめられれば、自分にとっての幸福を味わえるようになるはずです。

今日の音楽

I Believe I Can Fly / R. Kelly （R・ケリー）

歌詞（一部和訳）

「僕はもう続けられないと思っていた　人生なんてひどい歌のようだった　だけど今は本当の愛の意味が分かったんだ　僕は永遠に続く神の力に支えられているんだ　それが分かれば僕にはできる　それを信じればそれだけでいいんだ　僕は飛べるって信じている　空に手が届くって信じているんだ　昼も夜も考えている　翼を広げ、羽ばたくことを　空高く舞い上がれると信じている　開いたドアを駆け抜ける自分が見える　僕は飛べるって信じている　僕は飛ぶことが出来るんだ　僕は大空を飛べるんだ」